リンダンの現役はいつまで見られるか

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オリンピックバドミントン男子シングルス2大会連続金メダリスト、中国のリンダン。

現在36歳と現役選手としては非常に長い選手生活を送っています。

すでに20年近く世界のトップで活躍しているリンダンですが、年齢のこともあり東京オリンピックが最後のオリンピックになるだろうと予想されています。

東京五輪に向けたリンダンの気持ちを紹介したいと思います。

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リンダンのオリンピック挑戦歴

リンダンが初めてオリンピックに出場したのは2004年のアテネオリンピックです。この時20歳で五輪出場の切符を初めて手にしたリンダンは、金メダルを期待され大会に臨みます。しかしながら本番の重圧か、オリンピックの魔物のせいか、一回戦敗退に終わってしまいます。

2回目のオリンピックは、リンダンの地元中国での開催。満員の北京工業大学体育館で開催された男子シングルス決勝は、マレーシアのリー・チョンウェイを21-12、21-8の大差で下し見事金メダル獲得。前回大会の雪辱を晴らします。

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3度目のオリンピックはロンドンで開催。かつてバドミントンの全英オープンが開催されていたウェンブレー・アリーナで試合は行われました。決勝の対潜カードは4年前の北京と同じマレーシアのリー・チョンウェイと対戦。歴史的な熱戦を15-21、21-10、21-19の後に制し、見事オリンピック連覇達成。これは史上初の快挙でした。

4度目のオリンピックは南米ブラジルのリオで開催。リンダンは準決勝でまたしてもマレーシアのリー・チョンウェイと対戦します。このときは21-15、11-21、20-22でリー・チョンウェイがリンダンを下し、オリンピックでは8年ぶりの敗戦となりました。3位決定戦でもデンマークのビクター・アクセルセンに破れ、3大会連続のメダル獲得はなりませんでした。

東京オリンピックは5度目の挑戦

東京オリンピック出場が実現すれば、リンダンにとって5回目のオリンピックとなります。

しかしながら、現状ではリンダンの東京オリンピック出場は非常に厳しいです。

オリンピックに出場できるか否かは世界バドミントン連盟(BWF)が発表する世界ランキングによって決まります。シングルスの場合、

  • 上位16位までに入っている選手は出場。
  • 一国、一地域から出場できるのは2人まで。2人出場するには両方の選手が世界ランキング16位以内に入る必要がある。3人目以降は出場できない。
  • 出場枠が埋まるまで、世界ランク17位以下の選手上位から選考されていく。

というルールで出場権が得られます。

リンダンの場合、世界ランク5位のチェン・ロン、世界ランク11位のシー・ユーチーなどが中国選手としているため、彼らより上位のランクにならなければオリンピック出場は出来ません。

また、直近で参加した21の大会のうち15個では2回戦敗退を喫するなど、リンダンにとっては非常に厳しい状況です。

現在、リンダンが最後に優勝したのは2019年のマレーシアオープンとなっています。

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年齢的にかつてのスピードやパワーに陰りが見え、また体力的にも厳しいのかなという状態です。

また、東京オリンピックがCovid-19の影響で2021年に延期されたのも、リンダンのような年長の選手にとっては痛手になるでしょう。

 

しかし、リンダンはまだまだ諦める気は微塵もないようです。

リンダンには3歳になる息子がいるのですが、息子の存在がリンダンにとってのモチベーションになっているようです。

リンダン:

「まだ小さい息子のユーが、大きくなってから、自分の父親は選手生活の最後では非常に苦しい時期があったけど、一生懸命頑張って自分のベストを尽くしたんだ、ということを息子に知ってほしいんだ」

「息子のお手本に慣れればいいと思っている」

リンダンの息子は現在3歳なので、リオオリンピックの後に生まれたことになります。父親がオリンピックで戦っているところをまだ見たことがないんですよね。

息子にオリンピックで戦う姿を見せたい。その気持ちがリンダンを戦いの場に向かわせるんですね。

現在中国でもCovid-19が猛威を奮っていますが、中国代表選手たちは成都市にてトレーニングを開始しているようです。リンダンも家族との時間を過ごした後、トレーニングキャンプに参加しているようです。

というわけで、リンダンの現役生活は2021年の東京オリンピックまでは見ることが出来るでしょう!

ファンとしては嬉しいことですね。

東京オリンピック後は?

リンダンから東京オリンピック後の去就について述べられたことはないようですが、36歳という年齢を考えると東京オリンピック後に引退となると思われます。

20年近くバドミントン男子シングルスを席巻した選手がいなくなってしまうのは寂しいですね。

2019年にはリンダンの長年のライバルだったリー・チョンウェイ選手も引退しており、伝説と呼ばれる選手たちがいなくなりつつあります。

2人の引退後は、エキシビションマッチでの再戦が実現しそうです。

リンダン、リー・チョンウェイ両選手ともにヨネックスの契約選手だったことを踏まえると、エキシビションマッチはヨネックスがスポンサーを務める大会で行われる可能性が高そうです。

ヨネックスがスポンサーをしている大会は全英オープンやジャパンオープンなどがありますね。もしジャパンオープンでエキシビションマッチが実現してくれればこれ以上ないくらい嬉しいですね!!!ヨネックスさん、お願いします!

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