【豆知識】コート右後ろに書かれた小さな印:テスティングマーク

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豆知識
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今日はバドミントンにまつわる豆知識のお話です!

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コート右奥の小さい印

突然ですが、バドミントンコートの右後ろに、小さい線がついているのを皆さん知っていましたか?私はバドミントンを始めて10数年、コートにこの線がついているのは知っていましたが、何故ついているのか知ったのはつい最近です。

コート右奥の印

コート右奥の印

上の画像でもわかるように、小さい印がついています。みなさんが普段使っているコートにもだいたいついています。今度練習する時に確認してみてください!

今日の記事では、コートに書かれたこの小さな線について紹介します。実はものすごく重要な役割を持った線なんですよ!

シャトルの飛び具合

バドミントンのシャトルって日によって飛び方が違ってきますよね。

昨日はあんまり飛ばなかったのに今日はよく飛ぶシャトルだったから、バックアウトのミスが多かった、という経験がある人もいるのではないでしょうか。

バドミントンのシャトルは気温や湿度によって飛び具合が変わってしまうほどデリケートなものです。バドミントンのシャトルは飛び具合の違う順に番号がついていて、その日の温度や湿度に合う番号のシャトルを使わないと、めちゃくちゃ飛んだり全然飛ばなかったりといったことが起きるんですね。

コンディションに合った番号のシャトルを使わないと、飛距離が30cmほども変わってしまうこともあるそうです!これだけ飛距離が変わってしまうと、コートの幅ギリギリを常に狙っている世界トップの試合では、試合の結果に影響を及ぼしかねません。シャトル番号を適切に選ぶことは、公平な試合を運営する上で非常に重要な要素なのです。

そんなわけで、その日の試合でどのシャトルを使うかを決めるために、実は試合当日に飛距離のテストをしているんです。地方の大会だとやらないこともありますが、全国大会クラスになると、大会役員の方が試合前にシャトルテストをしている風景を見たり出来ますよ。

そして、そのテストのための基準もバドミントンのルールでしっかり決められています。

そうです、冒頭で出てきたコート右奥の小さい線、これはシャトルの飛距離テストに使うための線なんですよ!

テスティングマーク

コート右奥の小さい線は、テスティングマークと呼ばれていて、シャトルの飛距離のテスト、つまりシャトルのスピードのテストに使われています。

バドミントンの競技規則の第3条には、シャトルの試打についてのルールが以下のように定められています。

第3条 シャトルの試打

第1項  シャトルを試打するには、プレーヤーはバックバウンダリーライン上に打点が来るようにして、全力のアンダーハンドストロークで打つ。シャトルは上向きの角度で、しかもサイドラインと平行になる方向で打ち上げられるものとする。 

第2項  正しいスピードのシャトルとは、図Bのとおりバックバウンダリーラインの手前530㎜から990㎜までの範囲内に落ちたものをいう。

文章だけだとちょっとわかりにくいですが、BWFが出しているシャトルのスピードテストの動画があったので、紹介しておきます。

この動画のように下からシャトルを打って、右奥の小さい線の間に落ちたシャトルを試合で使ってくださいね、というわけです。

動画で見てもわかるように、シャトルの落ちる位置が全然違いますね。正しいシャトルを選ぶことの重要性を感じてもらえるのではないでしょうか。

終わりに

今日はシャトルのスピードテストについて取り上げました。コートの右奥についている小さい線の役割について知ってもらえたんじゃないかと思います。初めて知ったという方は、「みんなこの小さい線何に使うか知ってる??これはねえ、テスティングマークって行ってねえ・・・」とバドミントン仲間に教えてあげてくださいね!

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