2021年3月18日~2021年3月21日にかけてイギリスはバーミンガムで開催されたYONEX ALL ENGLAND OPEN BADMINTON CHAMPIONSHIPS 2021が閉幕しました!
各種目や選手の個別の感想は別記事で書くつもりですが、今回は大会全体を通した振り返りをしたいと思います!
日本勢が4種目制覇
今年の全英OPは何と!日本勢が男子シングルスを除く4種目で全て優勝を飾りました!しかも女子ダブルス・男子ダブルス・混合ダブルスとダブルス3種目の決勝は全て日本同士の戦いになるなど、ダブルス種目で日本の強さ・選手層の厚さを改めて見せつけた大会になったと思います。
全英OPなのにダブルス種目だけ見ると全日本総合選手権みたいなところありましたね笑
男子ダブルスと混合ダブルスに出場している渡辺勇太選手ですが、なんと2冠を達成しました!2021年大会で113回目を数える歴史ある大会ですが、最後の2冠達成(2000年大会のKim-Dong-moon(韓国))から20年ぶりの快挙となりました。
Yuta Watanabe 🇯🇵 @champ_together became the first male double titlist at the @YonexAllEngland in nearly two decades as Japan swept the paired events in its 111th edition.#HSBCbadminton #BWFWorldTour #AllEngland2021https://t.co/TZjd7eaaLv
— BWF (@bwfmedia) March 21, 2021
各種目の結果は以下の通りになりました。
男子シングルス
優勝:リー・ジジャ(マレーシア)
2位:ビクター・アクセルセン(デンマーク)
3位:アンダース・アントンセン(デンマーク)
3位:マーク・クラジョー(フランス)
男子シングルスはマレーシアの若手、リー・ジジャが優勝しました。2020年大会の準決勝でアクセルセンに負けていたのですが、今年は準々決勝で桃田を、決勝でアクセルセンを破っての優勝です。まだまだ伸びしろのある選手なので、これからも色んな大会で上位に残ってくると思います。
女子シングルス
優勝:奥原 希望(日本)
2位:ポルンパウィ・チョチュウォン(タイ)
3位:ラチャノック・インタノン(タイ)
3位:プサルラ・V・シンドゥ(インド)
女子シングルスは2016年のチャンピオンである奥原選手が2度目の優勝を飾りました。
男子ダブルス
優勝:遠藤・渡辺(日本)
2位:園田・嘉村(日本)
3位:アストラップ・ラムンセン(デンマーク)
3位:Bay・Mølhede(デンマーク)
男子ダブルスは日本勢同士の決勝となりました。国際大会での対戦は2019年のドイツOP以来ですかね?遠藤・渡辺ペアとしては2020年の初優勝に続き連覇達成となりました!
女子ダブルス
優勝:松本・永原(日本)
2位:福島・廣田(日本)
3位:ピーク・セイナン(フランス)
3位:松山・志田(日本)
女子ダブルスも日本勢同士の決勝となりました。2020年末に開催された全日本総合選手権決勝と同じ対戦カードでした。全日本総合では福島・廣田が勝っていたのですが、今回は松本・永原に軍配が上がりました。3位にも松山・志田が入っており、日本女子ダブルスの安定度が分かります笑
混合ダブルス
優勝:渡辺・東野(日本)
2位:金子・松友(日本)
3位:チャン ペンスン・ゴー リューイン(マレーシア)
3位:マーカス エリス・ローレン スミス(イギリス)
混合ダブルスも日本勢同士の決勝となりましたが、渡辺・東野ペアが2018年の優勝に続き2度目の全英制覇となりました。これで渡辺くんは全英でも2冠達成です。2位の金子・松友ペアですが、全日本総合の時よりもプレーが良くなっていて、今後の活躍も期待できそうな決勝戦でした。
運営側のゴタゴタ
2021年大会は史上まれにみる日本勢の活躍となったのですが、これには背景があります。
まず、コロナの影響によって中国と台湾の選手がそもそもエントリーをしていませんでした。そのため日本勢のライバルであるチェンロンやタイ・ツーイン、シーウェイ・ヤチョンなどの強豪がおらず、全英OPにしては勝ち上がりやすいトーナメントとなっていました。
さらに、BWF側の不手際によってインドネシアとトルコのチームが途中棄権せざるを得なくなり、さらにライバルが減ったという背景がありました。
こちらの記事では、コロナウイルスの影響で棄権せざるを得なかったと書きましたが、BWFがイギリス入国時に必要な手続き(入国後の隔離期間など)を事前にインドネシア、トルコチームに伝えておらず、そのため試合に参加できなくなったという経緯だったようです。
インドネシアのチームが棄権してしまったため、インドネシアのファンたちによってBWFのYouTubeチャンネルやツイッターが炎上してしまいました。BWF公式チャンネルで後悔されている2021年全英OPの動画が異常に低評価が多かったり、コメント欄が封鎖されてるのはこれが原因のようです。
2021年大会は日本勢が大活躍した大会になりましたが、同時に運営の不手際などなどでケチが付いたというか、ちょっと素直に喜べない大会になってしまったな、とも思いました。
コロナによる中国・台湾の不参加は仕方ないですが、運営の不手際で選手が不利益を被るのは有ってはならないですからね。
不祥事とまではいきませんが、1バドミントンファンとしてはちょっと残念な大会になったのも事実です。
まとめ
2021年の全英OPを見た感想を紹介しました!
今後は種目ごとに試合の感想などを書いていきたいと思います!
バドミントンを生中継で見るには?
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