【選手名鑑 8】嘉村健士

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選手名鑑
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今回のバドミントン選手名鑑は、日本ダブルスのエース、嘉村健士選手を取り上げたいと思います!

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嘉村選手のプロフィール!

嘉村健士(かむら たけし)選手は、富山県のトナミ運輸に所属する男子ダブルス選手で、バドミントン日本代表に選ばれています。日本代表が出場した2018年のトマスカップでは、男子チームのキャプテンを務めていたんですよ!

園田選手とのペアでは主に前衛を担当している選手ですが、ネット前の反射の速さやレシーブの上手さが人気の選手ですよね!

そんな嘉村選手のプロフィールはこちら!

  • 生年月日:1990年2月14日
  • 出生地:日本、佐賀県
  • 種目:男子ダブルス、混合ダブルス
  • 世界ランキング:男子ダブルス2位(ペアは園田啓悟)
  • 世界ランキング:混合ダブルス37位(ペアは米元小春)
  • 利き手:右
  • 使用ラケット:YONEX ASTROX88 S

嘉村選手の競技歴は?

バドミントンをしていた両親の影響でバドミントンを始めました。本人談では、立てるようになった頃にはすでにシャトルを打っていたそう。その頃からバドミントンのセンスはあったのかもしれません。

小学校2年生の時に地元のバドミントンチームに入団し本格的に競技を初めたそうですよ!

小学校5年生で出場した全国大会では、初出場にしてダブルス3位の結果を残し、翌年の大会でも3位入賞を果たしました。

 

中学校は地元の唐津第一中学校に進学します。中学1、2年製のときは全国大会に出ることは叶いませんでしたが、中3の時に出場した全中でダブルス3位入賞をしています。

嘉村選手が中学生時代の試合だそうです!貴重映像!しかも対戦相手が…笑

高校は九州の強豪・八代東高校に進学します。現在もペアを組んでいる園田啓悟選手も同じ年に八代東高校に進学しています。ふたりの誕生日も6日違いですし、お互いペアを組む運命だったんでしょうね笑

 

組んだときからロブを上げない低い展開がしっくりきたとのことです。園田選手とのペアは高校1年生の時から全国でも通用するペアで、2005年、高校1年生の時に出場した高校選抜大会ではダブルスで準優勝を果たしています(優勝は埼玉栄の田児賢一・松丸一輝ペア)。

 

嘉村選手は早稲田大学に進学します。園田選手は大学に進学せずに実業団でプレーすることを選んだため、大学では1学年上の上田拓馬選手とペアを組みます。嘉村・上田ペアは(嘉村選手が)1年生、3年生のときにインカレのダブルスで優勝を果たします。

 

大学2年生のときに、トナミ運輸に所属していた園田選手と組んで出場したランキングサーキットでは見事優勝しています(決勝の相手は日本ユニシスの佐伯・峠畑ペア)。

 

嘉村選手は大学時代から世界大会にも出場しているみたいです。一番初めに出場したのは2008年の大阪ICのようで、男子ダブルス、混合ダブルスの両方にエントリーしています(男子ダブルスのペアは園田選手)。

 

世界大会での初優勝は2011年の大阪ICで混合ダブルスの、同年のマレーシアICで男子ダブルスの初優勝を達成しています。

大学卒業後はトナミ運輸へ!

2012年に大学を卒業すると、園田選手の所属しているトナミ運輸に入社し、園田選手とのコンビネーションに磨きをかけていきます。2012は大阪ICを始めとする3大会で優勝を飾り、全日本社会人大会で優勝。また全日本総合選手権の混合ダブルスで、米本選手と組んで優勝を果たしています。男子ダブルスの世界ランキングは2012年頭で135位だったものを同年末までに59位まで上げています。

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2012年のジャパンOPに出場したときの様子。

 

世界ランキングが上がったことで、2013年シーズンより格式の高いグランプリゴールドといった大会にも出場するようになります。7月に開催されたアメリカオープン(グランプリゴールド)で2013年シーズン唯一の優勝を果たしています。スーパーシリーズの大会でもベスト8に進出したりするなどの結果を残し、2013年末には世界ランク15位と、世界トップ10が見える位置まで登ってきています。

 

2014年シーズンは、3月のドイツ・オープンで優勝(決勝の相手は遠藤・早川ペア)するなど幸先のいいスタートを切りますが、その後中々トーナメントを勝ち進むことが出来ません。

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しかし、11月に開催された香港オープンで久しぶりにベスト4に入るなど、少しずつ実力を付けたシーズンだったようです。1年を通して世界ランク15位付近を推移しており、まだ世界トップとの距離を感じるシーズンでした。

 

2015年からは男子ダブルスのみ国際大会に出場するようになります。2015年シーズンは優勝はありませんでしたが、世界トップとかなりいい内容の試合ができるようになっており、また年末の全日本総合選手権では準決勝で早川・遠藤ペアを破って優勝するなど、翌シーズンへの期待が高まる1年となりました。

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そして世界のトップ選手に!

2016年の終わりから、2人の躍進が始まります。シーズン序盤はシンガポールオープンでの準優勝やアジア選手権、ジャパンオープンでのベスト4などかなり良い成績を残します。

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そして11月に開催された香港オープンで、日本男子ダブルス初となるスーパーシリーズ優勝を成し遂げます!この優勝で一皮むけた嘉村・園田ペアは12月に開催されたスーパーシリーズファイナルズで準優勝するなど、一躍世界のトップの仲間入りを果たしました。この活躍のおかげで、2016年10月に15位だった世界ランクも12月末には3位と自己最高位を記録します。

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2017年シーズンは6月のオーストラリアオープンで優勝、世界選手権で銅メダル獲得など良い成績を残す一方で、この年一気に頭角を現したギデオン・スカムルジョペアに中々勝てず、スーパーシリーズでの優勝はありませんでした。それでも年間を通して世界ランク5位前後をキープし、世界にその名を知らしめたシーズンとなりました。

2018年は、アジア選手権、デンマークオープン、香港オープンで準優勝、マレーシアオープン、タイオープンで優勝しています。シーズンのハイライトとしては、キャプテンとして臨んだトマス杯での男子団体準優勝と世界選手権での銀メダル獲得です。

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世界ランク1位のギデオン・スカムルジョペアを倒して勝ち上がった世界選手権決勝では、嘉村選手のスーパープレーが飛び出し、非常に盛り上がった試合でしたね。

2019年シーズンも安定して結果を出せるシーズンだったと思います。全英オープンのベスト4やマレーシアオープンでの準優勝、シンガポールオープンの優勝など良い結果を残しています。ただ、世界ランク30位前後の格下ペアに負けてしまい自信をなくすことも合ったようです。それでも1年を通して世界ランク5位以内をきっちりキープしており、世界トップダブルスとして十分に活躍したシーズンだったのではないでしょうか。課題としては、ギデオン・スカムルジョペアに連敗してしまうなど(2018年の世界選手権での勝利以来8連敗中)、相性の悪い相手になってしまっているので、そのあたりの対策でしょうか?

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終わりに

今回は嘉村選手の戦歴についてまとめました。長くなってしまったので、嘉村選手のプレースタイルなどについてはまた別の記事でまとめたいと思います。

嘉村選手が世界のトップとして活躍するようになってすでに4年が経とうとしています。ベテランになりつつある今、更に磨かれた技でバドミントンファンを楽しませるプレーを見せてくれるでしょう。今後の活躍も楽しみですね!

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