アッサン・セティアワン「2021年はまずオリンピックに集中したい」

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image TSportasia (Licensed under CC BY 3.0)
2019年世界選手権男子ダブルス優勝、2019年BWFワールドツアーファイナルズ優勝、現在男子ダブルス世界ランキング2位のモハマド・アッサンとヘンドラ・セティアワン。

アッサンは現在33歳、セティアワンは36歳と超ベテランのインドネシアペアです。

2021年に延期された東京オリンピックに向けた2人のコメントを紹介します。

その前に、まずはアッサンとセティアワンのオリンピックでの成績を振り返ってみましょう。

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セティアワンのオリンピック成績

セティアワンは、2008年の北京オリンピックにインドネシアのマルクス・キドとペアを組み出場しています。当時世界ランキング1位の実力そのままに決勝まで進み、決勝では中国のカイ・ユン/フー・ハイファンペアを破り見事金メダルを獲得しています。

2012年のロンドンオリンピックにはキドとのペアで出場が決まっていましたが、キドが出場を辞退したことにより、ロンドンオリンピックには出場していませんでした。

アッサンのオリンピック成績

アッサンは2012年のロンドンオリンピックにボナ・セプタノとペアを組み出場しています。

予選リーグを突破しトーナメントに進出しますが、準決勝で韓国のジュン・ジェサン(Jung Jae-sung)とイ・ヨンデ(Lee Yong-dae)に破れ、ベスト8に終わりました。

アッサン・セティアワンとしてのオリンピック出場

2012年のロンドンオリンピック後、アッサンとセティアワンはペアを結成します。

翌2013年の世界選手権で見事初優勝を飾ると、その後も全英オープンでの優勝など実績を重ね、世界ランキング1位の座につきます。

優勝候補として出場した2016年のリオオリンピックですが、オリンピックのプレッシャーからか予選リーグで1勝2敗の成績となり、決勝リーグに進むことは叶いませんでした。

オリンピック後、2人はペアを解消しますが2年後の2018年にペアを再結成。

現在世界ランキング2位に再び上り詰めるなど、まだまだ世界トップとして活躍を続けています。

2021年開催予定のオリンピックへの意気込み

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Covid-19の影響で2020年に開催予定だった東京オリンピックが2021年開催へ延期されることになりました。

2021年は元々世界選手権の開催が予定されていたため、2つの大会がバッティングすることが懸念されていましたが、世界選手権の開催が2021年12月に移動になったため、この問題は解消されました。

オリンピックと世界選手権の2つの大きな大会が開催される2021年ですが、アッサン・セティアワンは「まずはオリンピックに向けて集中したい」と述べています。

セティアワン

「2020年にオリンピックが開催されるはずだった代わりに、2021年は2つの重要な大会が開催される予定だ。個人としては、オリンピックにより集中したい。オリンピックが終わった後でも、世界選手権に向けた準備に数カ月は残されているからね」

一方でアッサンの方は、ディフェンディングチャンピオンとして迎える2021年の世界選手権で、再びタイトル獲得の意欲を見せていますが、現実的になる必要があるとの見方を示しています。

アッサン

世界選手権で優勝したいという強い思いはあるが、現実的になる必要がある。凄く厳しい戦いになるだろうからね。

2021年にはアッサンは34歳、セティアワンは37歳になります。スピードや反応速度、体力が必要な男子ダブルスで、この年齢まで世界のトップに居続けることは非常に難しいことです。来年も2人にとっては厳しい戦いになるでしょう。

しかし、アッサン・セティアワンにとって2016年のオリンピックは悔しい結果に終わってしまったため、次こそはという思いがあるのも事実でしょう。

2019年末のパフォーマンスを見る限り、金メダル獲得の可能性は十分にありそうです。

これからもアッサン・セティアワンペアに注目ですね。

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