ビクター・アクセルセン、全英オープンで罰金

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今年の全英オープンで見事初優勝を成し遂げたデンマーク男子シングルスのビクター・アクセルセン。

デンマーク勢として21年ぶりの優勝でした。

決勝の相手は台湾の周天成で、世界ランク的はアクセルセン4位、周天成が2位であったのにもかかわらず、アクセルセン選手が試合を支配していました。

昨年は膝の故障に悩まされていたアクセルセンですが、今年は完全復活みたいですね!

しかし、今年の全英オープンは、アクセルセンにとって良いことばかりではなかったようです。

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ルール違反で罰金

見事な優勝を成し遂げたアクセルセンですが、1つだけバドミントンの競技規則を破ってしまっていたのでした。

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この写真をみて何のルール違反だったかわかりますか?

正解は・・・

 

 

周天成と同じ色の服を着てしまい、なんと服装規定に引っかかってしまったんです!

バドミントン競技規則の21.6の項目に、試合の服装に関する規定が書いてあります。ルールでは全く同じ服を着るのはダメとなっています。2020年からはパンツの色が異なっていればシャツの色が同じでも大丈夫という解釈になりましたが、そのルールでもアクセルセン選手はアウトですね。

もう少し詳しくルールを確認すると、

  • 選手は同じ色の服を着てはいけない
  • もし同じ色の服を着ようとしているなら、ランキングが下の選手が服の色を変えるよう要求される
  • 違反したら500米ドルまたはそれ以下の罰金(競技規則31.11より)

となっています。

今回の試合では周天成よりもアクセルセンのほうがランクが低かったため、アクセルセン選手がルール違反となり罰金を課されてしまいました。

罰金の額は・・・

 

250ドルだったそうです!

だいたい2万5千円くらいですね。うーん、おんなじ色の服を着ただけで2万円も払わないといけないなんて・・・😥

ちなみに全英オープンでアクセルセン選手が獲得した優勝賞金は7万7千ドル(830万くらい)なので、痛くも痒くもないですね笑

まあそれでも、一観客としては、同じ色の服くらいいいじゃないか!と思ってしまいます。

なぜアクセルセンは同じ色の服を着たのか

2020年の全英オープンはちょうど110回目の大会でした。1984年以来ずっと冠スポンサーを務めてきたヨネックスが、この大会に出場する選手に白色の特別なユニフォームを提供していました。

今年の全英オープンを見た人は、「あれ?いつもより白のユニフォーム着てる人多いな?」と思ったのではないでしょうか。

よーく見てみるとデザインもいつものバドミントンユニとは若干違う仕上がりなんですよね。

アクセルセンも周天成もヨネックスと契約を結んでいるため、二人とも白色のユニフォームで出場していたんですよ。それでその2人が決勝まで勝ち上がったため、同じ色の服を来て試合をすることになったわけなんですね。

もちろん、アクセルセンには別のユニフォームを着るという選択も合ったわけですが、

「大会を通してずっと白のユニフォームで戦ってきたし、僕のスポンサーであるヨネックスにとって重要な意味を持つことを知っていたから、服装は変えずに試合をした」

と述べています。なんとヨネックスのために罰金を払ってまで白色のユニフォームを着ていたんですね!かっこいい!

そしてアクセルセン、服装規定についてこう述べています。

「こういう特別な大会ではこの服装規定は馬鹿げていると思うよ。同じ白色のユニフォームで試合をするのは見栄えがいいし、例えばウィンブルドンなんかではみんな同じ色のユニフォームを着ているしね」

とまあごもっともな意見ですね。

対戦相手同士でユニフォームの色を変えるというのは、観客や審判がどの選手か判断しやすいという利点があるため、このルールが全部悪いとは言い切れないと思いますが・・・

他の種目でのユニフォーム

男子シングルスではアクセルセンが服装規定を破って罰金を課されていましたが、他の種目はどうだったのでしょうか?

女子ダブルス

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女子ダブルスに出場した福島・廣田ペアも白い服を着ています。ただこれは全英オープン用の特別ユニフォームではなく、日本代表ユニのしろバージョンですね。

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一方で、準決勝で福島・廣田ペアと対戦した高橋・松友ペアはピンクのユニフォームを着ています。
同じ試合では福島・廣田ペアが白のユニフォームを着ていたため、同じ白のユニフォームを避けたのでしょう。

男子ダブルス

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なんと男子ダブルスだと、インドネシアのギデオン・スカムルジョや日本の遠藤・渡辺ペア、両方とも白い服を着ています。

ギデオン・スカムルジョの方は全英オープン特別仕様のユニフォームみたいですね!遠藤・渡辺ペアの方は日本代表ユニフォームの白バージョンです。

うーん、これはルール違反っぽいですがどうなんでしょう。遠藤選手と渡辺選手、罰金払ったんでしょうか?情報お持ちの方がいたら是非コメント欄で教えてください!

女子シングルス

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山口茜選手も白のユニフォームを来て出場していましたが、これは日本代表ユニフォームのしろバージョンですね。特別仕様じゃないようです。

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準決勝まで進出した奥原選手も同様に白のユニフォームを来ていますが、こちらも日本代表ユニフォームの白バージョン。

混合ダブルス

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混合ダブルス決勝はインドネシアのジョーダン・オクタビアンティペアとタイのプアバラヌクロフ(Puavaranukroh)・テラタナチャイ(Taerattanachai)ペアの試合でした。

インドネシアペアは中国のLi-Ningと契約しているため赤色のユニフォームを来ていますが、タイペアはヨネックスと契約しており、白色の特別仕様ユニフォームで試合をしていました。

まとめ

アクセルセン選手が服装規定違反でBWFから罰金を言い渡されていたことを紹介しました。

なかなかこういうニュースってないですよね!

2020年の全英オープンは特別仕様のユニフォームを来ている選手が多く、このような事態になったんですね。他の選手のユニフォームもご紹介しましたが、海外選手は特別仕様ユニを来ている選手が多くいました。

こういう小ネタもバドミントンを面白くしてくれますよね!面白い情報が合ったらまたシェアしたいと思います!

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