プサルラ・シンドゥ、初のビッグタイトル獲得を振り返る

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image https://silverscreen.in (Licensed under CC BY 4.0)
スイスバーゼルで開催された2019年バドミントン世界選手権。

女子シングルスの決勝は日本の奥原希望とインドのプサルラ・V・シンドゥとなりました。

シンドゥ選手はインド出身の女子シングルスプレイヤーで、2011年ごろより国際大会に出場しています。

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長身で手足も長く、強力な攻撃が魅力の選手ですよね。

スーパーシリーズでの優勝も何度も成し遂げており、2017年4月に自信最高となる世界ランキング2位を獲得するなど世界のトップ選手です。

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オリンピックや世界選手権での優勝は?

しかし、世界選手権やオリンピックといった大きな大会での成績を見てみると・・・

2016年リオオリンピック 銀メダル
決勝の対戦相手:カロリナ・マリーン(スペイン)
2013年世界選手権(中国) 銅メダル
準決勝の対戦相手:ラチャノック・インタノン(タイ)
2014年世界選手権(デンマーク) 銅メダル
準決勝の対戦相手:カロリナ・マリーン
2017年世界選手権(スコットランド) 銀メダル
決勝の対戦相手:奥原希望(日本)
2018年世界選手権(中国) 銀メダル
決勝の対戦相手:カロリナ・マリーン

のように2018年まで、オリンピック銀1回、世界選手権銀2回・銅2回と優勝経験が一度もなかったんですよね

しかも2016年から見てみると、オリンピックでスペインのマリーンに負け銀メダル。2017年の世界選手権では奥原選手に負けて銀メダル。次こそはと挑戦した2018年の世界選手権で再びマリーンに負けて銀メダル。。。

優勝まで後一歩に迫りながら、優勝できずに終わってしまうことが続いていました。

いつしかシンドゥ選手は「シルバー・シンドゥ」とか「決勝恐怖症」とか、そんなふうに言われるようになってしまいました。酷いもんですね。

しかし、2018年年末に開催されたワールドツアーファイナルズで初優勝を成し遂げます。

これまで大きな大会の決勝で何度も敗退していましたが、オリンピック・世界選手権に次ぐタイトルの獲得で、シンドゥ選手はそんな大舞台での自信を付けたように感じました。

2019年、悲願の世界タイトル獲得!

そしてときは流れ2019年8月。

冒頭で述べたように、2019年の世界選手権女子シングルスの決勝まで勝ち上がります。対戦相手は2年前の決勝で破れた奥原選手。世界選手権決勝でようやく初優勝を成し遂げました!

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この試合は日本では日曜の夜に地上波で中継が会ったため、テレビで観戦した人も多いのではないでしょうか?

これまでの決勝戦とは全く異なり、シンドゥ選手が終始奥原選手を圧倒。積極的に攻撃をしかけ、試合の流れを1度も相手に渡すことなく勝利をもぎ取りました。

3度目の世界選手権決勝にしてようやくの優勝。優勝が決まったとき、シンドゥ選手が顔を手で覆い天を仰いだシーンは「この瞬間を待っていた」そんな気持ちが現れていたように思います。

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シンドゥ選手、初優勝の時を振り返る

インドのニュースでシンドゥ選手が当時の気持ちについて語った内容を紹介します。

(去年の)世界選手権は3度めの決勝戦でしたが、他にも2回銅メダルを獲得していました。この大会はなんとしてでも勝たないといけないと思っていました。世界選手権のタイトルを獲ろうと死にものぐるいでした。他の人に「シンドゥがまた決勝戦で負けた」と言ってほしくなかったんです。

何が起ころうとも、自分の100%を出して勝つしかないと思っていました。シルバー・シンドゥと呼ばれることもありました。そんなことが時々頭をよぎるんです。

2019年の世界選手権決勝で奥原選手を21-7、21-7で下したことについて。

コンディションはバッチリ、冷静だといくら言ったとしても、やっぱりプレッシャーはあります。でも試合に集中しようと考えていたし、自分のベストを出すことができて決勝で勝つことができました。

オリンピックや世界選手権の決勝で連敗し批判もあったがどのように対処したか聞かれると

2016年のオリンピックノアと、2017年は7か8回連続で2位のときがあったんですよ。そうしたら「君は決勝恐怖症だ」とか「いつも決勝戦で負ける」と言われ始めたんです。

準決勝や決勝に進むことは簡単ではありませんが、普通の人はそのことを知りません。「シンドゥは決勝でまた負けた」みたいな感じです。でも試合で勝ったり負けたりすることは私の人生の一部なんです。

自分の中では「よし、この決勝には勝てる」と思っていました。他の人に批判されたからと言って困ってはいけません。私にとっては、「大丈夫、次こそ勝てる」という感じです。負けても試合に戻ってきて、間違いを直し、もっとうまくやればいいんです。

また、シンドゥ選手にとって2016年のリオオリンピックは初めての五輪だったため、決勝まで勝ち上がると思っていなかった友述べたそうです。

決勝戦で勝てないことに対する批判を知りながら大舞台に立ち続けるのは本当に大変なことですよね。

2019年世界選手権に向けたトレーニングの様子

初優勝を飾った2019年世界選手権に向けてハイデラバードでトレーニングに励むシンドゥ選手の様子です。

超高強度のトレーニングをいくつもこなしていますね。このトレーニングが世界選手権での活躍に繋がったんだと思います。

あきらめないで努力を続ければ自ずと結果はついてくる。改めてそう思わされるシンドゥ選手の活躍でした。

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