周天成:試合の延期は休息と充電の良い期間になる

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雑記
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image BWF
新型コロナウイルスの影響を受け、バドミントンの国際試合は6月ごろまで開催中止となっています。
また各国のバドミントンナショナルチームも練習を中止にするなど、選手にとっては思わしくない状況が続いています。

そんな状況でも普段はあまり出来ないようなファンとの交流をSNSで行ったり、ポジティブに捉えている選手が多いようです。現在男子シングルス世界ランク2位で、3月の全英オープンで準優勝を飾るなどしている台湾の周天成(チョウ・ティエンチェン)選手のインタビューを紹介します。

世界大会が中断となったことで、世界ランク2位の周天成は「まるで高校生に戻ったようだ」と感じているが、この状況でもポジティブなことがあると考えている。

「高校生に戻ったようだよ。高校時代は大会の数が多かったわけじゃないから、2〜3ヶ月に1回ほどしか試合はなかったんだ。今は2、3週間ごとに大会に出る代わりに、もっとたくさんの時間を準備に当てられているよ。僕にとっては、休息をとって再充電する期間だね」と周天成。

特にオリンピックが来年に延期になったことに関して、周天成は世界中を飛び回り試合をしなくても良いという状況は良いことだと感じている。

「もっとたくさんの時間を準備に当てられる。初めは3ヶ月ほどしか準備期間がなかったけど、今はもう一年ある状態だ。この一年は科学的なトレーニングを積む良い機会にもなるだろう。バランスや安定性に取り組む良い機会だ。パワーやスピード以外のトレーニングを更に行うことが出来る。この機会を最大限利用して準備をするつもりだよ」

周天成は全英オープンで決勝戦に進出した。全英オープンは世界各国で都市封鎖が発令される前の最後の大会となってしまった。台湾に帰国後は、周天成と台湾代表のメンバーは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため隔離されたが、練習する機会は会った。その後選手たちは自宅に戻り通常の練習に参加している。

「全英オープンの後、台湾では14日間隔離されていた。隔離の間でもトレーニングが出来る場所を台湾政府が特別に準備してくれていたんだ。半日ほどトレーニングをし、もう半日は自分たちの部屋で過ごしていた。基本的に聖書を呼んで過ごしていたから、落ち着いた気分だったし精神的に安らいでいたよ」と周天成。

周天成は慈善活動も行っているが、感染拡大を食い止めるために最前線でたゆまぬ努力をしている医療スタッフに感謝の意を評している。

「僕はコロナウイルスのテストを受ける必要があった。医者と看護師がやって来てテストをしてくれたよ。検査の後、看護師さんが僕に10個のサインを頼んできたんだ。もちろん喜んでサインをしたよ。僕のサインを彼女の同僚に渡して勇気づけようとしていたんだ。スタッフたちはずっと働き詰めだったから、彼女は彼らを励ましてあげたいと思っていたんだ。ずっと防護服を着ていないといけなかったり、常に手を洗っているから乾燥してひび割れた状態になっていて、申し訳なく思ったよ。最前線で働いているスタッフたちを助けたいと心から思って、彼らに保湿クリームを沢山送ったんだ。

全てのバドミントンファンが健康であることを祈っている。このような危機的状況では安全にいることが特に大切だ。恐怖の中で生活をしていると、更に不安が募ってしまう。だから、この困難な時間を、全てのファンと選手でともに切り抜けることを願っている。それからは、また一緒に世界レベルのバドミントンを生み出せるからね」

ソース:CHOU THANKFUL FOR CHANCE TO REST AND RECHARGE

台湾は、コロナウイルスの新規感染者数がほぼ0になるなど、コロナウイルスの封じ込めに今の所成功しています。これも医療の現場で懸命に働いてくれているスタッフや行動自粛している市民のおかげなんですよね。特に医療スタッフは感染の危険があるなかでの仕事です。周天成選手からねぎらいの言葉をもらえて、看護師さんは凄く嬉しかったんじゃないでしょうか。自分だけじゃなく同僚にもサインをしてもらったというのが良いお話ですね。それに答える周天成選手も素敵ですよね!

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