世界中で猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症。
国内では緊急事態宣言が特定の地域で解除される予定になっていますが、感染拡大の第2波を警戒する声もあり、依然として余談を許さな無い状況です。
バドミントンもCovid-19の影響を受けており、2020年5月にデンマークはオーフスへ開催予定だったトマスカップ・ユーバーカップファイナルズは10月開催へと延期されました。
それでもなお、Covid-19の影響を懸念して参加を断念する国が出てくる可能性があり、それならばいっそのことトマスカップ・ユーバーカップの開催を2021年に延期するのが良いのでは、とデンマークのビクター・アクセルセンも述べています。
当初の予定では、リスケジュールされた大会カレンダーが5月上旬にはBWFから発表される予定でしたが、それもまだです。
BWF関係者がトマスカップ・ユーバーカップの開催について述べたというニュースを見たので紹介します。
2020年のトマスカップ・ユーバーカップは中止、かも…
世界バドミントン連盟(BWF)は新型コロナウイルスによって大打撃を受けている。トマスカップファイナルズを中止しなければいけないかもしれない。そうなると、BWFは1000万ドルを失うことになる。
BWFは、10月3日から11日にデンマーク・オーフスで開催予定の権威あるトマスカップの開催を臨んでいますが、いくつかの国は参加を臨んでいないことが分かっている。
インドネシアのバドミントン協会は、トマスカップ開催が4ヶ月以上先になっても選手たちをデンマークに送ることに消極的であることを、あるトップ関係者が昨日明かした。
「策を立てるのが本当に難しい。ワクチンが見つかるまでは、今年の主要大会は開催されることはないと強く信じている」とその関係者は述べた。関係者は匿名での発言を希望している。
「BWFはトマスカップの開催をなんとしても実現しようとしている。もし大会を中止することになったら、多くの金額を失うことになるからね。
しかし、考えてみて欲しい。もしデンマーク政府が国外からの渡航を許可し、大規模な集会が許されたとして、誰がリスクを取ってまで参加するだろうか。
各国のチームがデンマークへ渡航する際の標準業務手順書(Standard operating procedures, SOP)はどうなる？チームは隔離されるのか？考慮すべき要素が多すぎる」と関係者は付け加えています。
FIFAワールドカップやオリンピックとはkとなり、トマスカップが初めて開催された1949年から一度も開催中止されたことがない。
現状では、トマスカップとユーバーカップはコロナウイルスの影響を受けて既に2回開催時期が変更になっている。
元々は5月16日から24日にかけて開催予定だったのが、8月15日から23日の開催に延期され、更に10月3日から11日への変更になった。デンマーク政府が大規模な集会の禁止を延期する支持を出したことを受けての変更だった。
3月に開催された全英オープン以降を最後に、BWFは今年のワールドツアーを中止しており、世界ランキングも凍結されている。
BWFは、今年のトマスカップ・ユーバーカップの中止を回避したいと考えていることは知られている。来年はスディルマン・カップや世界選手権、そしてオリンピックなどの主要な大会が予定されているからだ。
もしトマスカップが今年中に開催されるとしても、トップ選手たちが参加によるリスクを恐れるために、その魅力を失うことになるだろう。
2月には、中国、香港そしてインドがフィリピン・マニラで開催されたアジア団体選手権の参加を取りやめた。Covid-19の発生を受けてだった。また大会は無観客試合として行われた。
ソース：BWF could end up cancelling Thomas Cup
管理人の個人的な意見として
うーん、個人的にこのニュースを読んでみて、今年中の大会開催は不可能かなと感じました。
(もちろんこのニュースはBWFの公式発表ではないですし、匿名での発言なので信憑性には掛けますが…)
BWFはコロナウイルスに関する大会延期の発表を何回か行っていますが、「選手や関係者、観客の安全と健康が最優先事項」と繰り返し述べています。その言葉を信じるなら、今年の大会はすべて中止になるんじゃないかなと。
無理に開催を強行してしまうより潔く中止にしたほうが良いのではないかなと思いました。
欧米では依然として感染者数が増え続けていますからね。
ニュースでコメントされているように、治療方法が確立されるまでは大規模なイベント開催は不可能ではないでしょうか。
そうなると、2021年も大会開催が難しくなってくるんじゃないかなと。オリンピックなども控えていますが、中止もしくは不参加の国が多く出るんじゃなかろうか、というのが正直なところです。
緊急事態宣言が解除される地域も出てきますが、みなさんもご自身の安全には最大限注意してくださいね。
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