Chong Wei: Olympics delay will benefit Momota
Covid-19による1年のオリンピック延期は、日本の桃田賢斗が男子シングルスで金メダルを取ろうと努力していることにたいしてアドバンテージとなった。
これは、桃田が悲劇の交通事故から復帰を果たす際に、元世界ランク1位のリー・チョンウェイが述べた言葉である。
チョンウェイによれば、1年オリンピックが延期されたことは、パフォーマンスを取り戻そうとしている桃田にとって大きなメリットになるだろう。
今年1月にマレーシアマスターズで優勝を飾った後、(クアランプール国際空港に向かう道中に)桃田は自動車事故に巻き込まれた。事故によってドライバーが無くなっている。事故後初めてコートに立ったとき、ものが2重に見えると桃田から訴えがあり、手術を受けなければならなかった。
クアランプールでの優勝以来、桃田は競技から遠ざかっているが、大会が7月まで延期されたことによって、彼がベストの状態で戻ってこれるのではないかと見られている。
「誰もがこの(オリンピックの)延期は賛成ではないが、そうなってしまった。
確かに、延期がメリットになる選手もいれば、そうでない選手もいる。
個人的には、事故に巻き込まれて手術を受けることになったにもかかわらず、桃田が倒すべき男になると思っている。
トーナメントが中断されている今、桃田は休んで彼のベストに戻るだけの十分な時間がある」とチョンウェイはTimesportに昨日(訳注:4/7のことだと思われる)述べた。
すでに引退したチョンウェイであるが、彼のライバルだった中国のリンダンなど、年齢の高い選手たちがオリンピックの可能性が無くなってしまうことを恐れている。
「34歳でオリンピックに出場した身として、それがどういうことなのか分かっている。
彼のリンダンのような選手にとって本当に難しいことになると思う。実際、彼の同胞であるチェン・ロン(ディフェンディング・チャンピオン)も調子を落としている。
インドネシアのアンソニー・(シニスカ・)ギンディン、ジョナタン・クリスティ、デンマークのアンダース・アントンセン、そして僕らのリー・ジー・ジャといった若手選手が台頭してくると賭けている」とチョンウェイは付け加える。リー・チョンウェイは昨年にラケットをすでに置いている。
チョンウェイは、–東京オリンピックでシェフ・ド・ミッションを務めることになっている– コロナウイルスを封じ込めるための活動制限令にたいして我慢するようにマレーシアに呼びかけている。
「多くのことについて話し合うことが出来るが、それが出来るのはこの戦いに勝たなければいけない。そのためには、安全に自宅待機をしなければならない。
我々マレーシアだけでなく、世界中がこの脅威に直面している。
我々は互いに協力してここから脱出せねばならない。どんな些細な助けも大切だ」とチョンウェイは述べた。
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