リー・ジジャ「リー・チョンウェイの後継者へのプレッシャーは無い」

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雑記
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マレーシアの男子シングルス選手であるリー・ジジャの世界ランキングが急上昇している。マレーシアのバドミントンファンにとっては、伝説のリー・チョンウェイの後継者、そしてマレーシアにオリンピック金メダルをもたらすかもしれない選手が見つかったかと、そんな希望も出ている。

22歳のリー・ジジャは世界ランキング10位まで一気に上り詰めた。今年の初め、コロナウイスルによるパンデミックのせいで試合が延期される直前に、有名なスター選手たちを打ち破り、一流選手としての地位を確立した後の事だった。

3月の伝統ある全英OPで、中国のオリンピック金メダリストのチェン・ロンを破り準決勝に進出し、1月のマレーシアマスターズでは世界ランキング9位の中国のシー・ユーチーを破り決勝まで進出している。

しかし、3度のオリンピック銀メダリストであり昨年の引退まで最も偉大な選手のウチの1人であったリー・チョンウェイの後を継ぐ者ともてはやされているが、リー・ジジャは緊張していない。

「最初から、みんな僕が次のリー・チョンウェイになる、彼の代わりになるのは僕だと言っていたんだ。前はそのことがプレッシャーになっていたけど、今は、少しずつだけと、更に成熟した選手になった。だんだんそのプレッシャーを受け入れられるようになってきたし、それがモチベーションに変わりつつある」とリー・ジジャは言う。

元世界ランキング1位リー・チョンウェイのきらびやかなキャリアの中でも残念だった出来事に、天敵である中国のリンダンに2008年と2012年のオリンピック決勝、2011年と2013年の世界選手権決勝で敗れ、バドミントン界の2大タイトルの獲得が出来なかったことだ。

しかしリー・ジジャは、大きな期待にもかかわらず、来年の東京オリンピックで金メダルを獲得するチャンスを重要に思っていない。

「自分のベストを出して、経験値を積むことを考えている。僕にとっては東京オリンピックはプレッシャーは無いし、戦って自分のベストを尽くすだけだ」

リー・ジジャは37歳になるリー・チョンウェイからアドバイスを受けており、リー・チョンウェイが2016年のリオオリンピックで仲間だった2人のコーチと練習を積んでいる。

リー・チョンウェイは、昨年に癌治療に成功した後、調子を取り戻すことができずに引退した。リオのシングルス決勝に進出したが、中国のチェン・ロンに決勝で敗れた。その前年の世界選手権決勝でも同じ相手に敗れている。

「2人のコーチのコンビネーションは凄くいいと思う。2人はリー・チョンウェイと長年に渡り活動してきたし、リー・チョンウェイがどんなふうに練習してきたかという経験について僕と共有してくれるだろう」

リー・ジジャは攻撃的なスタイルの選手だが、初出場となった全英OPでチェン・ロンに21-12、21-18で勝利した試合のように、最近では我慢強さや安定感も見せている。

他の選手と同様、コロナウイルスによる都市封鎖の影響でリー・ジジャは数週間に渡り練習することが出来なかった。しかし、オンラインでの練習や先週マレーシア国内の制限が緩和されたことでコートでの練習を再開したりと、体力を維持している。

リー・ジジャの懸念としては、大会が再開されれば、過密なスケジュールで1年を過ごす必要があるのではないか、ということだ。

「毎週のように大会がある。3ヶ月ほど試合のコートに立っていない。多分、前のような感覚に戻るにはもう3ヶ月ほどかかるかもしれない」と述べた。

‘No pressure’ in becoming next Lee Chong Wei

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